意外と見落としがちな離婚のデメリットとは?【専業主婦・女性編】

離婚して良かったと思う人もいれば、後悔してしまう人もいます。離婚した後にいつまでも「続けていれば」と、考え込んでしまうこともあるでしょう。離婚した後に待っているのは、必ずしも希望に満ち溢れた未来ではありません。離婚した後のデメリットをきちんと知ることで、離婚を考え直したり、離婚した後の後悔を軽減したりすることができます。今回は、専業主婦の方が離婚したら、どんなデメリットがあるのかを紹介したいと思います。

将来のお金が不安

一刻も早く旦那と別れたい、顔も見たくないと、専業主婦の方が外で仕事をせずに暮らしていける生活を捨ててまで離婚を決意するということは、生半可な覚悟ではないでしょう。しかし、離婚するには、お金のプランをしっかりと立てなければなりません。

離婚成立後に子供がいる場合は、自分一人で子供を養っていかなければなりません。貯金がなかったり、専業主婦なので収入源がなかったりするため、離婚を踏みとどまっている方も多いのではないでしょうか。

離婚後に就職して得られる収入と、慰謝料や養育費などの合計が、離婚後にかかる費用を上回るようにしなければなりませんが、夫が不誠実だったり、収入がなくなったりしてしまうと、養育費の支払いが止まってしまうケースもあります。離婚後10年もたつと、8割の人は養育費をもらっていないようです。離婚する前に、養育費の取り決めをしっかりと行う必要があるでしょう。

離婚の慰謝料はいくら?理由ごとの相場といつ受け取れるのかを解説!

離婚したら専業主婦とおさらば

専業主婦の場合、基本的には収入がないので、離婚したら働きに出ることになります。

専業主婦歴が長いと、仕事がなかなか見つからない場合もありますし、小さな子供と暮らしていると育児もあるので、仕事も選ばないといけなくなるでしょう。しかし、パートやアルバイトの時給で一家を養うのは大変なことです。場合によっては、夜も働かなければならなくなり、子供への悪影響も考えなければなりません。

子供のことを考えると、安定した社員の道を選びたいのですが、独身時代の求職活動と、離婚後の求職活動は、自分の置かれた状況が全く違います。面接に自信があると思っている人も、連続で落ちてしまう可能性はあるでしょう。会社側としては突然の欠席や時短勤務などを考慮しなければならないため、シングルマザーよりも、若い未婚の女性を採用したいと思っているのです。離婚後の再就職には、何があってもくじけないという不屈の精神が必要となってくるでしょう。

新しい住まいを探さなければならない

離婚後は、新しい住まいを探し、別々の生活をスタートする人がほとんどです。あなたと子供は住み慣れた家を離れなければならないのです。

現在住んでいる場所に住み続けることも可能ですが、アパート、マンションなどの賃貸物件の場合、契約名義が男性になっていることが多いので、変更手続きが必要です。しかし、夫婦間で妻に家を譲ると約束していたとしても、法律上では関係がないため、立ち退きを要求された場合、出ていかなくてはなりません。

立ち退かなければならない場合、実家暮らしを選択する人が多いようです。実家では、家賃がかからず、経済面で親が手助けしてくれたり、子供の世話をしてくれたりと、精神的に楽でしょう。

しかし、デメリットもあります。離婚して実家に戻ってきた場合、世間体が気になってしまいます。近所の人から詮索される可能性も否定できません。

そして、実家が今まで暮らしていた地区から遠い場合、子供は学校を転校することになります。親の離婚が原因で、子供は悲しい思いをしてしまうのです。

新しく部屋を借りる場合は、敷金や礼金などが契約時に必要になるため、まとまったお金が必要です。家電や部屋の模様替えが必要な時もあるでしょう。

離婚すること自体大変

離婚する夫婦は、話し合いをし、離婚する旨の合意が成立すれば、離婚届を市区町村に提出するだけで離婚が成立する「協議離婚」が大半ですが、場合によっては「調停離婚」「裁判離婚」に移行することもあるでしょう。

調停離婚や裁判離婚の場合、離婚までに数年かかる可能性もあります。子供だけでなく、両家の親族を巻き込んだ大きな紛争になる可能性もあり、肉体的、精神的負担は相当なものです。

協議離婚や調停離婚では、費用があまりかかりませんが、裁判離婚は、知識なく手続を進めると取り返しのつかない落とし穴にはまることがあります。なので、弁護士を雇いますが、そうすると平均でも80万円ほどかかってしまいます。

協議離婚だからといって、安心することはできません。親権・養育費・財産分与・慰謝料といった子供やお金の問題が関わってくるため、いったん揉めてしまうと、なかなか解決することができないのです。離婚だけを成立することはできますが、それでは根本的な解決にはならず、より深刻な事態に発展することもあります。

これから別れる相手と何度も納得するまで話し合うのですが、そのストレスは計り知れないでしょう。親権を奪い合ったり、養育費や財産分与の取り決めをしたりするのに、夫婦で納得するまで議論するので、一筋縄ではいかないのです。

子供への悪影響

離婚することで、子供には精神的負担が大きくのしかかるでしょう。苗字の変更からくる不安や経済的な不安、進学の不安なども、子供は強く感じてしまいます。

学校行事では、自分だけお父さんがいないことで、寂しくなったり、考え込んでしまったりすることもあるでしょう。学校の友達からお父さんのことを質問されたら、何て答えたらいいのでしょうか。精神面の負担は家庭によって違ってきますが、少なからず影響があることには変わりありません。

母親が働きに行って家を空けている間、子供は一人であなたが帰るのを待っています。

子育てと仕事の両立はとても大変

一人で子供を抱え、世帯主として家計を支えなければいけない母親はとても大変です。

子供が風邪をひいたら、仕事を休まなければなりません。子供の世話を実家などに任せることも大事ですが、毎回というわけにはいかないでしょう。仕事を休む回数が増えると、周囲との関係、仕事の継続に問題が生じる可能性があります。リストラされてしまったら、一気に家庭は崩壊してしまう可能性があるのです。

母親の稼ぎで生活が成り立っている場合は、常に健康的でないといけません。世間からの風当たりや仕事による疲れ、離婚によるストレスで、健康を害してしまう可能性もあります。

離婚したことを後悔することも


離婚した後に、元夫のことを好きだったと後悔する人も少なくありません。
これらは、時が経つにつれて慣れていくことですが、離婚した後に仕事が大変になったり、子育てで苦労したりするほど、「離婚は失敗だった」と頭によぎることもあります。

一緒に住んでいる時は相手の嫌な所ばかり目についてしまうものです。別れてから元夫の良さに気づくこともあります。仕事で大変な思いをしたり、子供がパパに会いたがっているのを見たりすると、後悔が押し寄せてくることもあるのです。

学校行事で、両親が揃って出席する場面で、肩身が狭い思いをするのは、子供だけではありません。母親もそうなのです。
ドラマやCMなどで、家族が和気あいあいとしているシーンを見るたびに、言葉にできない感情が湧きおこることもあります。
再婚するにしても、バツがついていることで、男性から敬遠されることもあるでしょう。

まとめ

離婚することにより、子供には悪影響がありますが、夫によるDVやパワハラ、家庭が崩壊していることの方がもっと悪影響です。そして、離婚する理由で一番多いのが、お互いの性格の不一致ですが、本当に子供の将来を巻き込んでまで離婚する理由かどうか考えましょう。離婚する時は、メリットばかりでなく、デメリットをきちんと意識して、決して後悔しないようにしなければなりません。